1,はじめに

60LBの荷物を一つ発送した場合の送料は$295.00(FedEx Priority Mail)です。仮にこの60LBの荷物を30LBづつ2つに分けた場合の送料は30LBの送料が$172ですので、2つ分で$374.00です。2つに分けた方が一つにまとめて送るより$79高くなっています。このように通常は同じ重量であっても複数に分けた方が合計送料は高くなり、逆に一つにすべてまとめた方が送料は安くなります。

この場合に、複数の荷物をまとめて発送し、お得な送料が計算される発送方法があります。それが「複数個口で発送」する方法です。

2,複数個口での発送とは

通常、荷物一つに対し一つの追跡番号が与えられます。但し、Fedex, DHLにおいては同一の追跡番号で複数個の荷物をまとめて発送することが可能です(USPSは対応していません。)。仮に上記の30LBの荷物2点を2個口としてまとめた場合には、合計重量の60LBが送料算定の基礎となり、送料は$295になります。つまり、2個の荷物をそれぞれ別々に発送した場合より送料は安くなり、すべての荷物を1つに同梱した場合と同程度の送料になります。

3,複数個口での発送が役立つ場面

(1) ロッカーに液体商品と洋服があるとします。できればまとめて梱包して発送したいけど、液体商品の輸送中の破損が心配で同梱はしたくないと思うかもしれません。このような場合には、液体商品のみをまずは梱包し、次に洋服だけを梱包依頼に出し、合計2点の梱包荷物を作ります。そして仕上がった2点の梱包荷物を2個口としてまとめることで、梱包は別々だが送料は同梱した場合と同程度の送料になります。

(2) ロッカーに100点超のアイテムがあるとします。すべて同梱して一つの箱で発送できるが、輸送中に箱の中がグチャグチャになってしまうのが心配だと思うかもしれません。このような場合には梱包依頼を複数回に分けたうえで、仕上がった複数個の荷物を複数個口で発送することで、輸送中に荷物がグチャグチャになってしまうような事態は防げるかもしれません。一方で送料はすべて同梱した場合と同程度の送料になります。

(3) ロッカーにアイテム1とアイテム2があります。この2点は商品サイズが著しく異なっているので、一箱に同梱した場合は箱内に無駄なスペースが生じてしまうと予想されるとします。このような場合にはそれぞれ別個に梱包依頼を出して頂き、2個口として発送することで一箱に同梱した場合よりもしかしたら送料は安くなるかもしれません。

 

4,複数個口にまとめる方法

すべての荷物の梱包が完了しましたらサポートまでご連絡をお願い致します。サポート側で対応させて頂きます。

 

【よくある質問】

Q. 複数個口にまとめられる荷物の個数に上限はあるのでしょうか?
A. 上限はありません。2個口に限らず、5個口でも問題ございません。

 

Q. 梱包荷物が2つあります。どうやって2個口にするのでしょうか?
A. お支払い前にサポートまでお問い合わせをお願い致します。サポートにて対応させて頂きます。

 

Q. 複数個口にする場合の重量、サイズ制限はあるのでしょうか?
A. 梱包荷物1点に対する重量、サイズ制限が複数個口にまとめた場合にも適用されます。例えば梱包荷物1点の最大重量が150lbだとします。この場合には複数個口の合計重量も150lb以内でなければなりません。

 

Q. 1つの梱包依頼を出したところ、2個口で梱包がなされました。2個口を分離し、片方をDHL、もう片方をFedexで発送することは可能でしょうか?
A. この場合、分離してしまうと上記のような複数個口の恩恵は得られませんが、分離すること自体は可能です。カスタマーサポートまでご連絡お願い致します。